スケボー基礎編 スケートボードのパーツとは? 主な5つのギアを解説!

スケートボード
Texture made of empty boards for finger boards, large plan

スケートボードのパーツとは

スケートボードは1つのものに見えて、いくつかのパーツを組み合わせて構成されています。

最初からパーツがすべて揃っている「コンプリートボード」というものもありますが、多くのスケーターはパーツを自分好みに組み合わせて完成させています。

スケートボードはパーツが1つ変わるだけで、滑り方やスタイルが変わってきます。

この記事ではスケートボードを構成するパーツについて解説します。是非参考にしてみて下さい。

デッキ

デッキとは足を乗せる板のことで、スケートボードの核となるパーツです。

裏面にはブランドによって個性の異なるデザインが施されています。

デッキのデザインはスケーターのモチベーションに関わってくるので、デザインはデッキ選びにおいてとても重要です。

デッキのサイズ

基本的にデッキのサイズはデッキの横幅を表しており、単位はインチ表記です。(1インチ=2.54cm)

デッキの幅は7.5インチ〜8.5インチのものがほとんどです。

細いデッキと太いデッキの差は1インチしかありませんが、この1インチの差はスケートボードにおいて大きな差となります。

幅の細いデッキは太いデッキに比べて軽い分、少ない力で板を回転させたりすることが可能になります。

しかし、細くて軽い分安定感はあまりないので極端に細いデッキを使うと、かえってトリックが難しくなるので注意しましょう。

幅の太いデッキ安定感があるので高さのあるトリックや、ステア(階段)でのトリックなどに適しています。

しかし、重たい分板を扱うのに少し力が必要になり、板を回したりするのは難しくなります。

細めのデッキで板をコントロールできるようになってから、徐々に太めのデッキに乗り換えていくことをおすすめします。

コンケーブ

コンケーブとはデッキの横幅の湾曲している部分のことです。

コンケーブが強いとデッキに足にがくっつきやすくなるので板を操作しやすくなり、板と体を同時に動かす回転系のトリックがやりやすくなります。

反対に、コンケーブが緩いとデッキから足を抜きやすくなるので、板だけを回すフリップ系のトリックがやりやすくなります。

キック

キックとはノーズとテールの両サイドにある反っている部分のことです。

このキックがあることによってオーリー(ジャンプ)をしたりすることができます。

キックが強いと地面からデッキとの距離が遠くなるので、弾いたときに板が大きく立ち上がりより高いオーリーをすることができます。

反対にキックが弱いと地面からデッキとの距離が近くなるので少ない力で板を弾くことができ、弾くタイミングのコツもつかみやすいです。

またテールとノーズの見分け方として、ノーズのほうがテールよりも少しだけキックが強いことが挙げられます。

トラック

トラックとはウィールとデッキをつなぐ金属のパーツのことで、スケートボードにおいて最重要パーツとも言えます。

トラックは複雑な作りをしていて、トラックを変えるだけで乗り味っが大きく変わってきます。

High(ハイ)とLow(ロー)

トラックには大きくHigh(ハイ)とLow(ロー)があります。

デッキのキックと同じくHighは地面からデッキとの距離が遠くなるので、オーリーの高さを出しやすく、Lowは地面からデッキとの距離が近くなるので安定感が生まれます。

ブッシュ

ブッシュとはトラックの動きを調整するゴム素材のパーツです。

ブッシュの硬さによってトラックの柔軟性を変化させることができ、硬いブッシュは安定感があり、柔らかいブッシュには操作性があります。

ウィール

ウィールとはスケートボードにおけるタイヤのことです。

サイズや形状、硬さによって乗り心地やトリックのやり易さに大きく影響します。

ウィールの大きさ

トリック用のスケートボードでは基本的に50mm〜55mmくらいの直径のウィールが使われます。

直径が小さい(50mm〜52mm)とスケートボードを操作しやすくなり、直径が大きい(53mm〜55mm)と路面の悪い場所でも安定感があります。

ウィールの硬さ

ウィールの硬さは数値で表され、101が最も硬く、で99が標準的な硬さとなっています。

ウィールは柔らかいほど悪路でも滑ることができ、滑走音も小さくなります。

ベアリング

ベアリングはトラックとウィールの間にある金属パーツで、ウィールの回転をスムーズにしてくれます。

ベアリングには「ABEC」という工業規格があり、ABEC3,ABEC5,ABEC7と数字が大きくなるほどよく回転し、高級になっていきます。

また、ベアリングはスケートボードのパーツの中でも最も繊細なパーツなので、日頃のメンテナンスを心がけましょう。

デッキテープ

デッキテープとはデッキの表面に貼るザラザラとした紙ヤスリのようなシートのことです。

滑り止めの役目をしていて、オーリーのような板に靴を引っ掛けるというスケートボード独特なトリックを可能にしています。

デッキテープの目が粗いほど食いつきが良くなりオーリーなどがやり易くなり、目が細かいほど足を抜きやすくフリップ系のトリックがやり易くなります。

まとめ

以上、スケートボードのパーツについて紹介しました。

スケートボードはパーツごとに重要な役割がありそれぞれのパーツについてよく知ることで、よりスケートボードを知ることができます。

色々試せる機会があれば是非自分にあったものを探してみて下さい!

では、良いスケートライフを!

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